本当の自分との調和へ

私とめえで暮らす生活がはじまったころ、
日曜日のスーパー、公園、ファミリーレストランは、
楽しそうに過ごす家族であふれていて、
足を踏み入れることができませんでした。

だから、
遊園地やディズニーランドも、
行きたくない場所でした。

というか、
行くことすら考えもしませんでした。

ところが、ある春休みに私の姉と姪がディズニーランドへ
誘ってくれたのをきっかけに、
初めてめえをディズニーの世界へ連れて行くことになりました。

４人で行ったものの、
姪とは年齢差があるため、別行動となり、
結局めえと二人で過ごしたのですが、
初めてのディズニーランドに、
めえは大喜びでした。


内心、私は複雑でした。
どこもかしこも、楽しそうなファミリーで溢れていて、
寂しくなりました。
二人での行動は、厳しいものもありました。


けれども、
めえの大喜びする姿を見ていて、
同じディズニーランドで遊ぶなら、
自分に無いものや、寂しさに目を向けるのでなく、
楽しいところに目を向けよう。
喜びに目を向けよう。


どんなことにも、
どんなときも、
喜びに目を向けていこう。


そんな強さを
私はめえの笑顔からもらいました。

それからの私たちは、
行動範囲が広がりました。



年に一度。
自分が心に誓ったことを、
確認するディズニーへの旅。

喜びに目を向けていこう。